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「エルニーニョの場所が変わる理由」韓国の科学者が初めて究明

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



通常エルニーニョはペルー沖の東太平洋で起こるが、70年代後半からは太平洋中央でも時々エルニーニョが発生した。

しかしその原因が分からなかった。約3-8年の周期で起こるエルニーニョとは、太平洋の海水温が平年より0.5度以上上昇し、周辺地域に気候変動を引き起こす現象だ。韓国海洋研究院・気候沿岸災害研究部のイェ・サンウク、グク・ジョンソン博士らチームは「エルニーニョ発生の場所が変わるのは地球温暖化のため」という事実を確認した。


この研究結果は24日付の英科学雑誌「ネーチャー」に発表される。研究チームは地球温暖化のため大気中の二酸化炭素が増加することによって、太平洋の海水温が最大に上昇する海域が東太平洋から太平洋中央に移動しているのを確認した。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の4回目の報告書を作成するため使われた全地球気候システムのモデルなどを分析し、獲得した成果だ。

これは新しいエルニーニョが赤道周辺の気候にどんな変化をもたらすかを調べる上で、重要な手がかりになるとみられる。依然そうした変化までは把握できていない。太平洋中央でエルニーニョが起これば、韓半島と日本周辺の海水温も部分的に平年より0.5度以上上昇した。イェ・サンウク博士は「地球温暖化の影響により、今後従来のエルニーニョとは異なる新たな形のエルニーニョが起こる可能性が高く、気候変動にもいかなる形でも影響を及ぼすとみられる」という見方を表した。



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