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【社説】次期G20首脳会議、開催国になれるか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
李明博(イ・ミョンバク、MB)大統領が、米国ニューヨークとピッツバーグで行われる国連総会と気候変化首脳会議、そして主要20カ国(G20)首脳会議に出席するために今日の未明、米国を訪問した。国連総会も重要で、気候変化首脳会議も重要だが、MBが最大の比重を置いているのはピッツバーグG20首脳会議であろう。首脳会議追加開催及び韓国誘致についてがそこで決まるからだ。MBは次期会議の開催の必要性と韓国開催の当為性を正常に十分に認識させることで、来年の会議の韓国開催を成功させることに渾身の努力を尽くさなければならない。G20首脳会議の韓国開催は国際社会で韓国の地位を高める決定的きっかけになることができると見るためだ。

世界国内総生産(GDP)の85%を占める主要20カ国の首脳会議は前代未聞の世界的金融危機に対処するために昨年11月ワシントンで主要7カ国(G7)とヨーロッパ連合(EU)及び12の新興経済国首脳が会同したところで始まった。先進国たちだけの力では危機を乗り越えることができないと同意され、新興経済国の出席で誕生したG20首脳会議は、金融危機以後、変わった世界秩序の構図を象徴する集まりとして浮上した。今年4月、ロンドンで2次会議が開かれたのに続いて24、25日、ピッツバーグで3回目の首脳会議が開かれるのだ。

世界経済が最悪の状況から脱して回復局面に立ち入ったという分析とともにG20首脳会議の追加開催の必要性に対する懐疑的見解が一部で提起させられている。G20の代表性に疑問を申し立て、G13やG14に数を減らさなければならないという主張もヨーロッパの方から出ている。我々としてはすべて不利な見解だ。世界経済が回復の兆しを見せているといえども、大々的な財政拡大政策の結果であるだけで継続可能な回復傾向に変わったと断定するには早い。出口戦略の履行時点に対してもまだ時期尚早だという見解が支配的だ。それだけG20次元の協力と調整がずっと必要な状況だ。


G204次首脳会議の韓国開催が決まったら、これはG7やG8に代わる世界経済の新しい「ルールメーカー」としてG20首脳会議の定例化とともに韓国がその一員として安着するという意味を持つとみられる。韓国はすでにG20財務長官及び中央銀行総裁会議の一員だ。その上に来年にはこの会議の議長国だ。世界で最初に金融危機から脱した韓国は先進国と発展途上国の間で「真のブローカー」の建設的役割ができる有利な立地にある。すべてにおいて来年G20首脳会議の韓国開催は自然で順当だ。ピッツバーグでMBが打ち明けるべきセールスポイントだ。

しかし韓国は輸出で暮らしながらも国際社会に対する寄与にはけちな国だという認識が厳存するのも事実だ。努力によってこうした否定的認識を払拭させることにより、G20首脳会議の誘致はもちろん、韓国の国際的地位の未来がかかっている。



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