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小沢氏、内閣人事で鳩山氏と4度会う

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
鳩山内閣にはそうそうたる人物がそろい、「スター内閣」と呼ばれている。この中でも菅直人・副首相兼国家戦略局担当相と岡田克也外相が中枢的な役割を担う。過去に民主党代表を務めた2人はいつでも次期首相に挑戦できる人物だ。このため2人の入閣は早くから確定していたが、他の閣僚の入閣には紆余曲折があった。

鳩山氏は‘党の実力者’小沢一郎氏に同意を求めるために4度も会った。鳩山氏は連立政権のパートナーとも駆け引きをした。国民新党の亀井静香代表は防衛相に挙がっていたが、金融・郵政相に確定した。在日米軍問題と直結した防衛相を群小野党出身者に任せられないという民主党内の世論が強まったからだ。社民党の福島瑞穂党首には消費者・少子化担当相を兼任させた。

民主党代表代行だった小沢氏はこの日、幹事長になった。来年の参院選と国会運営の責任も負う。小沢氏の側近の松本剛明氏と山岡賢次氏がそれぞれ議運委員長と国対委員長を引き受けた。


◇「安定型内閣」=鳩山政権の初代内閣は民主党内の8グループ(派閥)、連立政権を構成する社民党と国民新党、参議院など全体的に配慮した「安定型」内閣だ。政権の軟着陸のために「不偏不党の政策」をとったのだ。

しかし鳩山氏は小沢氏の過度な影響力を防ぐために勢力の均衡にかなり気を配った。このため反小沢勢力の先鋒である前原誠司元代表と仙谷由人元政調会長をそれぞれ建設交通相、行政刷新会議担当相として入閣させた。

改革対象の官僚社会を掌握するために、官僚の属性を熟知し統制できる6選以上の重鎮が多数入閣したのは、公約した改革を政権の序盤期から推進するという意図と分析される。その結果、女性閣僚は2人にとどまり、民間人出身は排除された。内閣の平均年齢も麻生内閣に比べて3歳多い61歳だ。

◇主要閣僚=内閣の第2人者になった菅副首相は新設された国家戦略局を担当し、予算・官僚改革を主導する。元弁理士で1980年に政界に入門した菅氏は96年、鳩山氏と手を組んで民主党を結成した。02年12月に党代表に就任したが、04年5月に国民年金保険料の未納問題が起き、髪を切って四国霊場巡りをした。

岡田外相は小沢幹事長の「政治門下生」だが、世襲政治人でないうえ、民主党内の派閥に属していないほど旧時代政治とは距離を置いている。日本最大流通企業イオングループのオーナーの次男だ。民主党の選挙公約である「対等な日米関係、アジア国家重視」が岡田外相の手を通して展開される。

官房長官には鳩山首相の側近の平野博文役員室長が起用された。歴史歪曲教科書検定問題を引き受ける川端達夫文部科学相は、企業で労組活動に深く関与して政治と縁を結んだ。



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