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韓国の国会が、米外交専門紙・フォーリンポリシーの電子版により「世界一の無秩序な(unruly)議会」に選ばれた。
15日付(現地時間)の同誌は、演説を行うオバマ米大統領に「うそつき」とやじを飛ばしたジョー・ウィルソン下院議員に対する非難決議が可決したと報じながら、「世界で最も無秩序な議会」に韓国、台湾、ウクライナ、英国、オーストラリアを挙げた。韓国などでは「ウィルソン議員の程度の声では眉をひそめることもない」とした。
ランク付けはしていないものの、5カ国の中で韓国を最初に挙げた。フォーリンポリシーは「無秩序な議会という分野の歴代チャンピオンは台湾だが、現在世界のリーダーは韓国」とも皮肉った。
次は同誌が伝えた韓国議会の姿。
◇韓国の国会は格技場=韓国の民主主義は全身を使うスポーツだ。外交政策やメディアの自由をめぐる国会の論戦は、時としてこぶしや鈍器などで解決された。初めて世界の注目を集めた韓国国会の戦いは、04年の故盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の弾劾訴追案発議をめぐる与野党の攻防からはじまった。盧氏を支持する議員らは弾劾訴追案の可決を防ぐため議長席を占拠した。警備が阻止すると、議員らは暴力を使い家具を投げつけた。
しかしこの「戦闘」は、昨年12月に米国との自由貿易協定(FTA)締結をめぐって展開された「戦争」の序曲にすぎなかった。与党ハンナラ党が会議室のドアを閉めて法案を上程すると、野党議員はハンマーとチェーンソーを動員、ドアを壊した。会議室にいた議員らは家具でバリケードを作り、野党議員に消火器を噴射し、戦った。ある議員の顔からは血が流れるシーンもあった。
こうした騒動の風景はテレビを通じ全世界に中継された。和解は、野党議員が議会を12日間も占拠した後になって行われた。だがこの「流血衝突」も韓国議員の「血への欲望(blood lust)」を満足させることはできなかった。7月のメディア法処理をめぐる討論は「完全なげんこつでの殴りあい」(all out fistfight)となった。
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