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電気自動車時代が近づいている。27日までフランクフルトメッセで開かれるモーターショーには30カ国から753社が参加した。今年開かれる国際モーターショーで最も規模が大きい。ここで初めて公開される新車は10年後に開発されるコンセプトカーよりは、プロトタイプ(試作車)が多い。プロトタイプは3年以内に量産に入れる車だ。
欧州最大の自動車メーカーフォルクスワーゲンのマルティン・ビンターコルン会長はこの日、「自動車産業が危機から脱し希望の光を発見した。2013年には電気自動車の需要が世界の自動車市場の1%(約65万台)を占めるだろう」と述べた。世界的な金融危機の影響で直撃弾を受けた自動車産業が電気自動車と燃費がよいエコカーで再跳躍する可能性を示したものだ。電気自動車はモーターとエンジンを使うハイブリッドカーより速く普及する見通しだ。
フォルクスワーゲンは3000万ウォン台の普及型電気自動車「e-up!」と環境対応ディーゼル車の「ブルーモーション」などを出展した。
1.6リットルディーゼルエンジンを乗せた105馬力の「ゴルフ」「パサート・ブルーモーション」の燃費はそれぞれリッター27キロメートルと23キロメートルで、トヨタのハイブリッドカーと同水準だ。先端ディーゼルの燃費はハイブリッドカーに匹敵する。これらの車両は韓国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)が締結され次第、韓国に輸入されるものとみられる。プジョーは世界初のディーゼルハイブリッドカーのコンセプトカー「3008ハイブリッド4」を出展した。ボルボも一度の充電で200キロメートル以上の走行が可能な電気自動車「C30クーペ」を出した。トヨタ・日産・ホンダの日本の大手3社は3年以内に量産が可能な電気自動車を出展した。トヨタはガソリンハイブリッドカーの「プリウス」を家庭で充電して使える「プラグイン・ハイブリッド電気自動車」に進化させた。仏ルノーは1人乗りの超小型電気自動車を含め4台の電気コンセプトカーを公開した。
<カバーストーリー>エコカーが3年以内にあふれる(2)
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