|
メキシコ系のナンシー・ロペス(52、米国)は米LPGAツアーの‘生きた神話’だ。21歳のルーキーシーズンだった1978年、5連続優勝など9勝をマークし、各大会でギャラリーを呼び集める最高のスターとなった。ルーキーとしてデビュー初年度の新人王はもちろん、賞金王とプレーヤー・オブ・ザ・イヤーも受賞した。LPGAツアー60年の歴史でこの3つの賞を独占したのはナンシー・ロペスが唯一だ。
31年間破られなかった大記録の前に身長156センチの小さな東洋人女性が立っている。年齢も同じ21歳。主人公は‘ファイナルクイーン’申智愛(シン・ジエ、未来アセット)だ。
14日(日本時間)、米アーカンソー州ロジャーズのピナクルCC(パー71、6274ヤード)で行われたLPGAツアー、P&Gアーカンソー選手権の最終第3ラウンド。申智愛が大会最終日、プレーオフの末に逆転優勝し、夢が現実に近づいた。申智愛は初日36位タイ(1アンダー)、2日目も24位にとどまり、誰もが優勝は難しいと考えていた。
第2ラウンドまでのトップは生涯初勝利を狙うキム・ソンヒ(21)で、申智愛に7打差をつけていた。しかしこの日、申智愛はボギーなしの7バーディーと完璧なプレーを見せ、通算9アンダーでトップに並んだ。そしてプレーオフを制して逆転劇を演じた。
AP通信は「韓国の‘ファイナルラウンドクイーン’申智愛が3月のHSBC女子チャンピオンズで6打差を覆してシーズン初優勝したのに続き、またも信じられないような勝利を収めた」と驚きを表した。
ロレーナ・オチョア(メキシコ)とともに2勝で並んでいた申智愛は今大会で3勝目をマークして単独トップに立った。また優勝賞金27万ドルを追加してシーズン賞金も149万ドルに増え、1位だったクリスティー・カー(米国)の137万ドルを抜いた。さらにプレーヤー・オブ・ザ・イヤー部門でもランキングポイント30点を加えて127点を記録し、クリスティー・カー(114点)、スーザン・ペターセン(ノルウェー・107点)を超えた。
すでに新人王の座は固めている状態だ。シーズン3勝の申智愛は新人王ポイントで1269点を受け、684点のミッシェル・ウィー(20)との差を広げている。
【今日のイチオシ記事】
・ 鳩山夫人「ハングルの勉強始めたい」
・ ワンダーガールズが白人女性の靴にサイン…ネットユーザーが「屈辱的」
・ 81億ウォンの李承?、海外組スポーツ選手の「年俸キング」
・ イ・ヨンエ「子どもは…2人とも若くないので」
・ 「お前には父親もいないのか」侮辱罪該当せず
・ イ・ドンゴン-チャ・イェリョン、よりを戻す?
この記事を読んで…