しかしすでに11年前に危機を克服した経験を持つ韓国経済は達磨のようにまた立ち上がっている。 金融危機初期には主要国との通貨スワップ協定締結など速やかな外貨需給対策を通してクレジットクランチを解決し、その後の景気沈滞は迅速かつ果敢な財政支出の拡大で対応した。 金融機関と企業のリストラ努力も比較的速いペースで組織的に進んだと評価できる。 底まで落ちた各種経済指標が一斉に回復に転じて、国民も自信を取り戻している。 いま韓国は金融危機からの回復が世界で最も速い国の一つに挙げられている。
ただし、まだ危機から完全に抜け出したとは言えない。 経済成長率をはじめとする経済指標が好転したとはいえ、依然として昨年の水準を下回っているからだ。 したがって短期的には景気回復に力を注ぎながら経済体質を強化していかなければならない。 何よりもまだマイナス状態を抜け出していない成長率を潜在成長率水準まで安定的に押し上げることが急がれる。 成長率の回復こそが危機克服の最終的な目標だ。 そのためには景気浮揚策を維持しながら、規制緩和のような画期的な投資誘引策を並行する必要がある。 企業投資の回復なしに成長率を安定的に高めることはできない。
ただし、まだ危機から完全に抜け出したとは言えない。 経済成長率をはじめとする経済指標が好転したとはいえ、依然として昨年の水準を下回っているからだ。 したがって短期的には景気回復に力を注ぎながら経済体質を強化していかなければならない。 何よりもまだマイナス状態を抜け出していない成長率を潜在成長率水準まで安定的に押し上げることが急がれる。 成長率の回復こそが危機克服の最終的な目標だ。 そのためには景気浮揚策を維持しながら、規制緩和のような画期的な投資誘引策を並行する必要がある。 企業投資の回復なしに成長率を安定的に高めることはできない。
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