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スターとファン、ウィン-ウィンの方法は何か

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



所属事務所と訴訟中の人気アイドルグループ・東方神起のメンバーら3人(ジュンス、ジェジュン、ユチョン)を保護するとし、ファンらが集団行動に乗り出した。

メンバーら3人は7月31日、ソウル中央地裁にSMエンターテイメントを相手取り「専属契約効力停止仮処分」を申し立てた。ファンクラブ「カシオペア」は先月28日、国家人権委員会に「東方神起のメンバーらが正当に人権の保護を受けられるようにすべき」と訴える陳情書を12万1073人の署名とともに提出した。


某紙の1面には東方神起の声を代弁する広告が掲載されたこともある。もう一つのアイドルグループ「BIG BANG」(ビックバン)のファンクラブも集団行動を取った。先月31日、音楽番組「ペ・チョルスの音楽キャンプ」が盗作に触れる中、ビッグバンのリーダー、Gドラゴンに盗作の疑惑がもたれている曲を紹介した。これを受け、ビッグバンのファンらは「Gドラゴンを非難した」として、該当番組の掲示板を抗議性の書き込みで埋め尽くした。両事件を通じてスターとファンの関係について考えてみた。

①青少年はなぜスターに熱狂するか

文化専門家らは青少年がスターに熱狂する理由を「社会的弱者」という位置とそれらをめぐる競争的な環境から見いだした。子どもから成人へ向かう過渡期の不安感と激しい受験戦争が与える圧迫感からの突破口としてスターに没頭するということだ。特に最近のアイドルは10代後半から20代初めに最高の人気を博す場合が大半だ。青少年は自身とほぼ同じ年齢で、優れた外見、歌、ダンスの実力を備えたスターを「夢見てきた自身の姿」に同一視しやすい。現実で自身が体験した挫折を、スターの成功で補償してもらうこともある。スターを人気ランキングにランクインさせるため関連商品を無理して買い込み、ライバルスターのファンと敵対的な関係を作るのもこのためだ。

②ファンとはどんな存在か

好きなスターを追従することにとどまっていたファンの活動が変化している。インターネット上のサイトを中心に意見をまとめ、必要によって署名運動を展開、デモに乗り出すなど積極的な行動を取る。所属事務所がアイドルグループのメンバーを交代させる場合、ファンクラブが激しく抗議、阻止した事例もある。スターにとってファンは強力な支持とともに愛情を込めた苦言も惜しまない唯一の存在だ。「歌手がバラエティー番組に頻繁に出演しすぎている。控えてほしい」といった具合の助言もためらわない。歪曲した形のスターへの愛は警戒すべきだ。▽スターに高価なプレゼントを贈るためのアルバイト▽ホームページへのハッキング(コンピューターへの不正侵入)▽携帯電話の複製--などで私生活を侵害する例も少なくない。

③スターとファンの望ましい関係は

スターがファンに及ぼす影響力は絶対的といえる。特に青少年のファンはスターの一挙手一投足に関心を見せ、模倣しようとする。だからスターの言行に失敗があった場合、一般の人に比べひどい叱責が加えられる。見守るファンへの緊張感を緩めるなということだ。ファンはスターの頼もしいサポーターだ。だが行き過ぎた支持や盲目的の愛情はむしろスターに迷惑をかけることになる。関心とともに客観的な批判も厭わないとき、スターとファンがともに発展し、変化できる。



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