西アフリカのシエラレオネで旅客船が転覆し、２４１人が行方不明になったと、ＡＦＰ通信が１０日（現地時間）報じた。

ＡＦＰ通信によると、現地警察は「事故船の乗客のうち現在まで３７人が救助され、３４人の遺体が見つかっている」と明らかにした。

行方不明者の中には数十人の子どもも含まれているという。子どもたちは新学期を迎え、学校がある首都フリータウンに行くために旅客船に搭乗した。


当初この旅客船には約１５０人が乗っていると伝えられたが、実際の搭乗者はこれよりはるかに多いことが分かった。シエラレオネのハンシルレス交通次官は「搭乗者は３００人を大きく上回る可能性もある」と述べた。

この旅客船は９日未明、南部海岸の村センゲから海岸に沿ってフリータウン近隣のトムボへ航海し、暴風雨で転覆した後、水中に沈んだ。事故地点はフリータウンから南に５０キロ離れたモンキー島の近隣で、現在、救助作業が行われている。当局は、この旅客船が定員を大きく超過した状態で事故が発生したと推定している。

一方、行方不明者の家族は「当局の救助作業が遅れて犠牲者が増えている」と主張した。ある生存者は「事故発生から１０時間が過ぎてから救助作業が始まった」と語った。



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