◆日本列島周辺を探索＝日本政府は日本列島周辺の海底も隅々まで探している。日本は領海と排他的経済水域（ＥＥＺ）を合わせた面積が世界６位で、相当量の鉱物資源があるものとみている。経済産業省は今年初めに「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画案」をまとめ、石油・天然ガスはもちろん、レアメタルなど鉱物資源確保に乗り出している。

開発対象はコバルトリッチクラスト、海底熱水鉱床、石油・天然ガス、メタンハイドレートなどだ。

◆韓国も確保に向け臨戦態勢＝韓国鉱物資源公社は２００３年に中国・西安に韓中合弁で希土類加工法人の西安マクスン新材料有限公司を設立し、毎年約１０００トンの希土酸化物を生産している。また政府と鉱物資源公社はこのほど二次電池の核心鉱物のリチウムの確保に向けリチウム資源保有国のチリやボリビアなどと共同開発で覚書を交わした。今年からは鉱物資源公社と調達庁が共同でレアメタルの備蓄も開始した。

日本がレアメタル確保で官民総춗作戦（１）


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