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「今回の総選挙は民主党が勝った選挙と言うよりは、自民党が失敗した選挙だ。自民党は国民が望む新しい国家ビジョンを提示できなかった。これに対し民主党は政権を担当できる政党というイメージを作るのに成功した」。
自民党の加藤紘一議員は7日、新羅(シンラ)ホテルで行われた本紙のオ・デヨン国際デスクとのインタビューでで、先月の総選挙の結果をこう分析した。自民党幹事長と官房長官などを務めた13選の有力政治家だ。普段から「韓国などアジア各国との関係改善のために日本の政治家の努力が必要だ」と強調してきた知韓派だ。加藤議員は「総選挙の結果、自民党の派閥はほとんど機能を失ってしまい、役割もはるかに弱まるだろう」と述べた。自民党代表選への出馬については、「若い世代が頭角を現すのを待っている」として出馬しない意向を明らかにした。
--先月の総選挙で自民党はなぜ完敗したのか
「その前の総選挙で自民党が300議席以上を獲得した。しかし高い支持に安心したあまり政治をしっかりとできなかった。小泉純一郎首相以降2人の首相がすべて1年で辞任し、麻生太郎首相の政治も揺れながら国民の支持を失った。これに対し民主党に対する認識は高まった。鳩山由紀夫代表、小沢一郎代表代行、岡田克也幹事長はすべて自民党出身だ。日本の野党と言えば社会党、共産党系列だけと考えていた認識が薄まり民主党にも政権を任せてみようという世論が生まれたようだ。特に日本の中枢である40~50代の男性が民主党に流れたことが最大の敗因だ」
--小泉元首相の改革にともなう後遺症が敗因だとの指摘もあるが。
「小泉元首相は市場原理中心の新自由主義政策を押し通した。この政策は地域社会の大きな反発を呼び起こし、敗北の一因となった」
--今回の選挙で日本の国民はなにを望んだと考えるか。
「国民が最も懸念した問題が日本の国家目標がなくなることだ。以前は西欧のように豊かに暮らすことが国の目標だった。しかしこれを達成した後に新たな目標を立てるのに失敗した。いまの日本人は大きな変化を要求している。日本がどこに向かっているのかについてみんなが困惑している。そうした状況が続きながら統治能力を失ったような自民党と異なり、民主党はなにかを見せてくれそうだという期待になった。自民党は国際化の過程で米国と欧州に追従した結果、長期にわたる経済難局を解決できなかった。国民は伝統文化とグローバルな価値観を調和させ新たな豊かさを見つけたがっている。国の新たな存在形態だ。この部分は韓国が日本より先行しているようだ。自民党は来年の参議院総選挙で新たなナショナルビジョンを提示しなければならない」
「自民党は新たな国家ビジョン提示できず衆院選に負けた」(2)
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