北朝鮮は「急ぐことはない」といった雰囲気だ。

政府当局者は「当分、韓国側の雰囲気をうかがってから、対応のレベルを決めればいいだろう」という見方を表した。北朝鮮が「不可抗力的な状況」と逃げる可能性、または韓国側の謝罪要求に反発する可能性も排除できない。２６日に北朝鮮南東部の観光地、金剛山（クムガンサン）で始まる「離散家族再会事業の延期」という意地悪な出方をするかもしれない。

しかし金正日（キム・ジョンイル）北朝鮮国防委員長が直接対韓柔軟政策に取り組んでいる局面から「適切なレベルの遺憾表明」という形で決着をつける公算が大きいとの見方もある。


北朝鮮が謝罪するとしても政府がこれをどういった形で受け入れるべきかは、頭を悩ませる部分だ。昨年７月、金剛山で韓国人女性観光客射殺事件が発生した当時、北朝鮮は「遺憾」を表明した。しかし真相の究明や再発の防止をめぐる隔たりから、依然として金剛山観光は再開されずにいる。



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