現代(ヒョンデ)自動車が広告コンセプトを、感性を加味した高級感のあるイメージに変えることにした。
現代車はこれまで自動車の性能をメインとした広告を展開してきた。最近発表したトゥサンixも同級最大184馬力出力とスポーツユーティリティー車(SUV)のうち最高の燃費(15.7キロ)を掲げた。特に国内自動車の広告では数字でその性能と仕様をアピールする内容が大部分だ。
こうした変化には先月から現代・起亜自動車総括副会長を務めた鄭義宣(チョン・ウィソン)副会長が中心に立っている。鄭副会長は起亜車社長時代の今年の3月から現代車経営復帰のための報告をしながらブランドパワーを強調した広告とマーケティングを指示した。起亜車は2006年から「デザイン経営」を掲げ、今年上半期、内需販売が前年対比急増した。
現代車マーケティング室関係者は「これまで品質を前面に出した現代車のブランドパワーが国内外で急上昇したが、広告コンセプトは2000年代初めと比べて変わっていない」とし「高級車を志向するほどブランドパワーと感性が重要になり、こうした要素をマーケティングに反映する」と述べた。現代車が準備中の広告は、新車の写真よりは差別化されたデザインと品格などを強調する内容であるということだ。
現代車は来年、米国で販売するYFソナタでこのような広告を本格的に適用する計画だ。
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