新型インフルエンザの患者数が急増していることが、集計により確認された。
行政安全部・災難危機状況室によると、7日現在、新型インフルエンザの累計感染確認は6184人に達した。先月30日の4235人に比べ1949人が増えたものだ。
8日で感染確認が2000人近く増えたものだが、これは5月の患者集計以来、増加の幅が最も大きい。これまで患者が最も増えた時期は8月23~30日で、1122人が増加した。疾病管理本部の権埈郁(クォン・ジュンウク)伝染病管理課長は「実際に患者が増えたのか、民間の医療機関が保健所に報告する件数が増えたものかを確認中だ」と説明した。
行政安全部、保健福祉家族部、教育科学部、16の市・道の当局者は8日に対策会議を開き▽新型インフルエンザの拡大防止策▽中央災難安全対策本部を設置する案▽秋夕(チュソク、中秋)連休や修学能力試験(日本の大学入試センター試験に相当)に備えた対策--について協議する。
緑十字が作った新型インフルエンザ向けワクチンの臨床試験(治験)が7日、高麗(コリョ)大・九老(クロ)病院など3の病院で開始された。65歳以上の高齢者ら240人を含め成人480人を対象に、9日まで1回目の接種を終える。治験対象者らは1回目の接種から3週間が過ぎた後、2回目の接種を受ける予定だ。1回目の接種で抗体が十分増えた場合、2回目の接種を行わない可能性が高い。
新型インフルエンザ向けのワクチンの臨床試験が予定通り進む場合、11月から予防接種が可能になるとみられる。
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