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「小説を同時に発表します」…手を握った韓日中文芸誌

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 韓日中3カ国の作家の短編小説が3カ国の文芸誌に同時に掲載される。

イルム出版社の文学季刊誌「子音と母音」、日本新潮社の月刊誌「新潮」、中国上海文芸出版社の隔月刊誌「小説界」が3カ国の文学コンテンツ交流プロジェクトを進行する。新潮社は村上春樹の新作「1Q84」を出版した会社だ。上海文芸出版社も中国屈指の文学出版社で、「小説界」は中国3大文芸誌の一つ。

3カ国の編集長は5日、ソウルで最終会議を開き、交流案を確定した。この日の会議が終わった後、3カ国の文学誌の編集長が記者懇談会を開いた。


「子音と母音」のチョン・ウンギョン主幹は「2010年夏号から2年間、計4回にわたり毎回各国作家2人ずつ、計24人の短編を3カ国の文芸誌に同時掲載することで合意した」と明らかにした。テーマは都市・性・旅行・喪失の4つ。他国の作家の作品は各国が自国語に翻訳して掲載する。

新潮社の矢野優編集長は「日本に知られている韓国文学はドラマや映画を小説化した‘エンターテイメント小説’がほとんど。キム・エラン氏の短編小説『走れ、父さん』を読んだ後、私たちの雑誌に掲載したいと思った。韓国純粋文学作家が持つ力を日本の読者に伝えたい」と話した。また「韓国に知られている作家および知られていない作家を含め、日本の作家のうちトップクラスを紹介する予定」と伝えた。

上海文芸出版社のウェイシンホン編集長も「中国人はクィ・ヨニ(本名イ・ユンセ)を韓国代表作家としてよく知っている。キム・ハインの『菊の香り』が韓国の小説では最も有名だ」とし「ドラマや大衆音楽の韓流は大きな規模だが、それに比べると文学はまだ規模が小さいほうだ」と説明した。ウェイシンホン編集長は「この機会を通して韓国の文学世界を深く理解し、体系的な交流の土台を築きたい」と述べた。

チョン・ウンギョン主幹は「優秀な文化と伝統を持つ韓日中3カ国が東アジア市場というグループにまとまれば、英米圏の文学とも競えるだろう」とし「市場が拡大すれば作家・読者の双方にとってよいと考え、イルム出版社が今回のプロジェクトをまず提案した」と説明した。



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