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北朝鮮「長崎原爆規模の核爆弾8発まで作れる」

北朝鮮が 4日使用済み核燃料棒からプルトニウム(Pu-239)を抽出して兵器化しており、ウラン(U-235)濃縮実験も成功したと発表し、再び国際社会を脅やかしている。

北朝鮮がプルトニウムを抽出した使用済み核燃料棒は国際原子力機関(IAEA)が北朝鮮の核凍結過程で2007年、封印したものだ。

北朝鮮が今回の使用済み核燃料棒を再処理して抽出したプルトニウムは6~8キロ程度であると軍の情報当局は推定している。北朝鮮がすでに蓄積したプルトニウム30~40キロを加えれば40キロ以上あるわけだ。このくらいの量なら1945年、長崎に投下されたプルトニウム弾5~8発を製造できる。北朝鮮が核兵器をスカッドBなど弾道ミサイルの弾頭に装着するほど小型化すれば10発以上作れる量だ。しかし北朝鮮がすべてのプルトニウムを今すぐ核兵器にするとは考えにくい。5月、核実験が完全に成功しなかったからだ。


北朝鮮がこれに加えてウラン濃縮を推進するのはこれからプルトニウムの確保が難しい状況だからだ。プルトニウムを抽出するためには先に核燃料を原子炉に装着しなければならない。しかし北朝鮮は第1原子炉の冷却塔を破壊した上、原子炉が老朽して稼働が容易でない。

これによって北朝鮮はガス拡散法、遠心分離法、ノズル分離法、レーザー分離法などのウラン濃縮法のうち遠心分離法を選んでウラン濃縮を推進中だ。遠心分離法という長い円筒の中に天然ウランを入れ、1分に5万回以上回転させる場合、ウランアイソトープであるU-235とU-238が分離する現象を利用したのだ。技術的にも難しくないため、地下で、小規模に設置することができる。専門家たちは遠心分離機1000台を設置するのに1000平方メートル(300余坪)程度の空間ならば良いものと見ている。北朝鮮の多くの地下施設を勘案した場合、いくらでもこの施設を隠すこともできる。それに北朝鮮にはウラン濃縮の原料になるウラン鉱が散らばっている。

北朝鮮は1998~2001年、パキスタンのアブドル・カディル・カーン博士から遠心分離機を導入した。年間核兵器を1個作るのに必要な高濃縮ウラン20キロを生産するためには遠心分離機1000台を1年間、稼動させなければならない。遠心分離機1台当たりの価格が16万~24万ドルという点を勘案すれば遠心分離機1000台を確保するのに最小1.5~2.5億ドルが必要だという計算になる。

北朝鮮はこれまでプルトニウム核実験を2回も実施したが、ウラン核実験はしていない。これから1~2年後、高濃縮ウランが増えれば核実験を実施する可能性を排除することができない。



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