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「もうノキアを製造企業と呼ばないでください。 先端サービス企業に生まれ変わります」。
世界最大携帯電話機会社のノキアが‘変身’を宣言した。 オリペッカ・カラスブオ最高経営者(CEO)は2日(現地時間)、ドイツ・シュツットガルトで開かれた「ノキアワールド2009」行事の開幕式で、「無線通信を基盤にさまざまなサービスを提供する企業に生まれ変わる」とし、このように明らかにした。
◇携帯電話1位の変身DNA=世界端末機シェア38%を確保しながら冒険に踏み切る理由は何か。 普及型端末機の製造・販売は競争が激しく、マージンが少なくなっているからだ。 三星(サムスン)電子・LG電子の両韓国企業がそれぞれ19%、11%の世界シェアで、ノキアを‘挟攻’している。 付加価値がより大きいソフトウエア・コンテンツ販売事業に重心を移すべきだという切迫感を感じたのだ。
カラスブオCEOは「ノキアのポータルOviドットコムを通して音楽・地図などのサービスを利用する人が現在の5000万人から3年以内に3億人に増える見込み」と期待を表した。 このため3000人の人材をグーグル・アップル・ヤフーなどからすでに招き入れている。
◇モバイルサービスで勝負=ノキアは今回の行事で3つの分野で新しい製品・サービスを紹介した。 まず米インテルの「アトム」プロセッサーを採用した「ブックレット3G」ネットブックだ。 携帯電話-スマートフォン-ネットブックで移動通信端末機の範囲を広めるということだ。 カラスブオCEOは「世界でノキア端末機の使用者は11億人にのぼる。 11億人がOviドットコムにアクセスすれば、現在いる場所の周辺の地図や600万曲の音楽、電子メールを活用できる」と述べた。
また、世界最大ソーシャルネットワークサービス(SNS)のフェイスブックと提携し、いつどこでも動画を自分のブログに載せられる「ライフキャスティング」サービスを始める、と発表した。 新しいスマートフォン用途の運営体制(OS)も出した。 リナックス基盤OS「マエモ5.0」を搭載したスマートフォン「N900」がそれだ。 アイフォンに劣らない速度と鮮明な画面が印象的だ。
ノキアの前途は険しい。 Oviストアはまだ元祖のAppストアとは比較にならない。 グーグルも地図サービスのグーグルマップ、スマートフォンOSのアンドロイドなどを相次いで出し、インターネットからモバイルへと拡張に乗り出している。 ノキアが「私たちの本当のライバルは三星やLGというよりもグーグルやアップルだ」と吐露する理由だ。
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