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34歳の男性、不法に国籍喪失で兵役逃れ発覚

2003年にソウルの大学の医大生だった当時28歳の男性は、軍入隊問題で悩む中で南米エクアドルの市民権の発給を受けられるという広告を見た。広告によると外国籍を取得して韓国籍を放棄すれば兵役の免除を受けられるというもの。男性は広告を出したエクアドル僑胞に800万ウォン(約60万円)を送り偽造されたエクアドルの市民権証書などを受け取った後、法務部に国籍喪失を申し出た。

しかしエクアドル僑胞らが検挙され、男性の犯行の事実も明らかになった。2007年に裁判所は公務員に虚偽の書類を提出して申告した罪で男性に懲役10月と執行猶予2年を宣告した。当時男性は「すぐに入隊する」として善処を訴えたため執行猶予がついた。しかし男性は今年初めに「エクアドル国籍を有効に取得した」として再度国籍喪失申請を行った。法務部が男性の出入国記録を照会した結果、エクアドルに長期滞在した事実はなかった。エクアドル政府も「男性が国籍を取得した事実はない」との回答を法務部に送ってきた。法務部は男性の国籍喪失申請の受理を拒否し、この事実を兵務庁に通知した。現在男性は現役入隊招集通知を受け軍入隊を控えている。

法務部のチャ・ギュグン国籍難民課長は2日、「軍入隊を控えた男性に対しては国籍喪失申告審査をより強化する方針だ」と明らかにした。

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