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1日午前。ロッテマートソウル駅店を訪れた日本人観光客のノリコさん(36)は、かごの中に参鶏湯とごま油、チョコレートと餅で作ったパイ菓子のほか、ワッフル菓子を2箱入れた。「牛乳とバターが入っていて甘く、個別包装ですっきりしている」というのワッフル菓子を選んだ理由だ。ノリコさんのほかにもかごの中にはほとんどがワッフル菓子を1~2個ずつ入れる日本人が目立つ。
日本人観光客がよく訪れるロッテマートソウル駅店には1月から「日本人観光客人気商品ゾーン」を設置した。日本人が多く買い求める50種類の商品を3~4メートルのスペースに陳列し販売しているもの。
このうち最近最も人気を呼んでいるのがクラウン製菓の「バターワッフル」だ。日本人が好きだという韓国の辛い味でもなく、餅の味でもない。甘くてソフトな味にさくっとした感触が特徴だ。
実際ロッテマートソウル駅店では1月から7月の間にバターワッフルの売り上げが昨年の同じ時期に比べ4.2倍に増えた。「日本人観光客人気商品ゾーン」に陳列された他の商品より売上の伸びは2倍ほど高い。ともに陳列されたゆず茶は2.7倍の伸びを見せ、チョコと餅のパイは2.4倍増えた。
日本人観光客人気商品ゾーンにはキムチとコチュジャン、参鶏湯などすでに日本人によく知られている食べ物もある。菓子類の場合、新堂洞(シンダンドン)トッポッキ、フレンチパイイチゴ味、ヒマワリチョコ、辛いチョコ、紅参キャラメルなどが人気を呼んでおり、インスタント冷めん、チャプチェ類も人気だ。竹塩せっけん、竹塩歯磨き、ごま油、えごま油、ラー油なども陳列されている。
ゆず茶は薄く淡泊なお茶に馴れている日本人から甘酸っぱい味で注目を集めており、チョコと餅のパイは餅を好む日本人の口にも合う。えごま油も特有の香ばしさが人気だ。それでもワッフル菓子の人気はダントツだ。
ロッテマートのナ・グンテ広報チーム課長は、「日本人は経験談を基にした口コミが強く、だれかが買って行きおいしければすぐに口コミが広がる。ワッフル菓子の最近の売上増も口コミの力だ」と話す。
食品流通業界では、キムチとコチュジャン、参鶏湯のほかに菓子や調味料など意外な食品がもうひとつの韓流を起こしていると評価している。
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