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鉱工業生産、金融危機前の水準に回復

 鉱工業生産が10カ月ぶりに前年同月比で増加に転じた。鉱工業生産は前月比では今年1月以降増加傾向を維持してきたが、前年同月比では金融危機発生直後の昨年10月から減少が続いてきた。

統計庁が発表した7月の産業活動動向によると、鉱工業生産は前年同月比で0.7%増えた。特に半導体(17.1%)と自動車(17%)の生産が大幅に増加した。前月比では2.0%増えた。指標上では金融危機以前の水準に回復している。

統計庁も景気の回復を公式宣言した。生産が増え、製造業の平均稼働率も78.7%まで上がった。統計庁のユン・ミョンジュン産業動向課長は「正常な時期の平均稼働率80%にほぼ戻った」と説明した。


製品の出荷は1年前に比べ1.4%減少しているが、減少幅は上半期に比べて大きく縮小した。1985年以降最も低い水準(92.5%)まで落ちた出荷に対する在庫比率(在庫率)も前月比で小幅増加した92.7%となった。これは注文の増加に備えて企業が徐々に出荷の準備をし始めたことを意味する。

三星(サムスン)経済研究所のファン・インソン首席研究委員は「輸出と出荷が均衡を保ちながら生産回復を率いる状況」とし「政府主導の景気回復政策が民間部門に広がり始めたと考えられる」と評価した。



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