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国内チーム、済州黒牛のクローンに成功

国内研究チームによって初めて済州(チェジュ)産「黒牛」のクローンが誕生した。

済州大幹細胞研究センターの朴世必(パク・セピル)教授チームと(株)未来生命工学研究所は31日、「絶滅危機の済州黒牛種雄牛を体細胞核移植方法で複製するのに成功した」と明らかにした。

黒牛は全身が黒い韓牛の品種の一つ。済州だけで飼育され、肉がおいしく、高麗時代から献上品として使われたと文献に記述されている。しかし頻繁な交雑過程で血統が混ざり、現在、済州道畜産振興院と畜産科学院済州出張所が保有する400頭だけが命脈を維持している。


今回のクローン黒牛は、黒牛種雄牛の細胞を耳から取った後、核を取り出して卵子に入れて受精卵を作り、代理母の韓牛の子宮に移植する方法で行われた。59頭の代理母の子宮に受精卵を移植し、このうち6頭が妊娠に成功した。

初めてのクローン黒牛は帝王切開で3月11日に生まれた雄「ホクヨンドリ」で、生まれた当時の体重は28キロだった。5カ月余りが過ぎた現在の体重は150キロで元気に育っている。しかしその後生まれた4頭は死んで、残り1頭は代理母が9月に出産を控えている。

朴教授は「クローン黒牛の成功は済州黒牛種雄牛と優良雌牛の大量クローン技術を確保したという意味がある」とし「受精卵の培養と移植システムの確立を通して絶滅危機に直面している済州黒牛の種保全と商品化が可能になった」と強調した。

キム・ウンギョン未来生命工学研究所長は「済州黒牛は一般韓牛に比べて脂肪酸が低く、不飽和脂肪酸が高いため、ウェルビーイング食として脚光を浴びるだろう」と期待を表した。

研究チームは済州道と農林水産食品部の「済州黒牛大量増殖技術開発および産業化」企画課題の一環としてクローン黒牛研究を行っている。



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