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チョンさんは韓流スターの恋人を「クムジャ」と呼んだ。主演映画「親切なクムジャさん」のクムジャと、普段行動が鈍い(ハングルではクムトゥダと発音)ことからこうしたニックネームを付けた。イ・ヨンエもこの意地悪な呼び方を嫌わないという。
チョンさんのイ・ヨンエを思う気持ちは、同氏の古いキーホルダから確認された。同氏のキーホルダーにはデビュー初期のイ・ヨンエの写真2枚が前後に付着されていた。交際と結婚説を否認してきたチョンさんだったが、偶然このキーホルダを見つけた記者の前では「単にファンだ」と照れくさく笑うほかなかった。チョンさんはイ・ヨンエの物静かな性格や思いやりに数回感動したと打ち明けた。
長い間見てきたが、自惚れることや特別な待遇を受けることを体質的に嫌う性格は、チョンさんに結婚を決意させた。今年初め、米シカゴのある教会から届いた1通の手紙も2人の人柄を推測させる事例だった。この手紙には「2人の支援で、子どもたちがとても喜んでいる。くれぐれも良い縁を結ぶことを祈り、お2人を祝福したい」という内容が盛り込まれていた。
昨年末、チョンさんとイ・ヨンエが韓国人牧師が運営するこの教会に寄付金を送り、教会は遠くに住む子どもらを乗せられる大型のワゴン車を購入できたという。チョンさんの知り合いの韓国人牧師はこのワゴン車を撮影した写真を手紙に同封、チョンさんらあてに送った。チョンさんとこの牧師とは前々からの知り合いで、牧師が韓国を訪問する度、便宜を提供するなど支援を惜しまずにいる。一度結ばれた縁を大事にする人柄のためだ。
同氏は「私の話を聞いたヨンエさんが自分も加わりたいとし、積極的な姿勢を見せた。彼女は助けを必要とする人を見れば、知らん振りできない優しい心の人」と語った。それはチョンさんも同じだった。同氏はレストランでお菓子などを売る女性を見る度、数万ウォンを渡す。そしてお菓子は1、2個だけ受けとる。価格に相応する商品を受けとれば相手が儲からないはずで、商品を一つも受けとらなければその人のプライドを傷付けることになるからだ。
早く父と死別し自分の力だけで事業を展開、成功した同氏は誰よりも「欠乏」についてよく知っている。同氏は「ヨンエさんは人々が知ったらびっくりするほど倹約する習慣が身についている」とし「化粧品も容器の底が見えるまで使い、ぜい沢や浪費することも全くない。車も長い間SM5に乗っていたが、最近ベンツを買った。それも中間クラスのEクラスだった」とした。
すべてが軍人だった父親の家庭教育のおかげだと同氏は付け加えた。イ・ヨンエが出演した作品をほぼ全部見たという同氏は「時代劇『宮廷女官チャングムの誓い』が彼女の実際の性格に最も似ており、個人的には映画『親切なクムジャさん』を見る際には少し困惑した」と笑った。「“チャングム”と家庭を設けたチョンさんがどんな夫、どんな家長になるのかが期待される。
イ・ヨンエ、15年のラブストーリー<2>
イ・ヨンエ15年ラブストーリー <1>私的な集まりで出会う
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