国内で新型インフルエンザによる３人目の死者が発生した。

疾病管理本部は２７日、「首都圏に住む６０代の男性が新型インフルに感染した後に肺炎となり、敗血症のショックで死亡した」と発表した。国内出死亡者が出たのは１６日以来１１日ぶり。

死亡した患者は１０年ほど喘息をわずらっており、１カ月前から咳とたんなど呼吸器系の症状が現れていたが、特別な治療はしていなかった。１８日に呼吸器系の症状が激しくなり町内の開業医で診療を受けたがさらに悪化したため２５日にソウル市内の大学病院の救急室に搬送された。すぐに重患室に移され人工呼吸器を付けた。２６日に病院の検査で新型インフルの陽性反応が出たため抗ウイルス剤のタミフルと肺炎治療薬を投与したものの、好転せずに病状は急激に悪化。敗血症のショックにより２７日午前に死亡した。この病院の関係者は、「医療スタッフと家族を検査した結果、新型インフルに感染していないことが確認された」と話している。保健当局は患者と接触した人を追跡する一方、患者の検体を採取し新型インフル感染を最終確認している。


この患者の性格な感染経路はわかっていない。海外旅行に行ったことはないとみられ、地域社会での感染の可能性が大きい。国内の新型インフル患者は２７日現在３７０５人に増えている。



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