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クラゲ大量発生、それでも輸入する理由は?



最近韓国南部西部沿岸に大量発生しているクラゲを捕獲して食用にできるだろうか。クラゲを食用として消費すれば漁業被害を減らし、漁民の所得も高めることができる。

しかし発生しているエチゼンクラゲは飲食店のメニューに出てくる「クラゲ冷菜」に使われるクラゲとは異なる。食卓に上るクラゲはすべて輸入に依存している。


釜山(プサン)税関によると、今年に入り先月までに輸入された食用クラゲは3885トン、630万ドルに達する。2006年が8013トン、2007年が8595トン、昨年は8383トンのクラゲが輸入された。輸入額は年間1200万~1500万ドルに達する。輸入クラゲは8つの輸入会社が中国、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナムなど東南アジアから買い付けている。これらの食用クラゲは根口クラゲ目に属するものなど10種類だ。根口クラゲ目の100種類あまりのクラゲのうち、体が大きく毒性がないため食べられる。

韓国南部・西部海岸の漁場を焦土化させているエチゼンクラゲは根口クラゲ目に属し食用にもなる。しかし毒性があるうえ生臭くおいしくないため韓国ではほとんど食べられていない。中国では食卓に上るという。韓国で見られる20種類あまりのクラゲのうち、ほかの種類も毒性が強く食べられなかったり、韓国人の口に合わないため食用には使われていない。

国立水産科学院漁場情報課のチャン・スジョン研究士は、「南海岸に多いエチゼンクラゲを韓国人の口に合わせて食用に加工するにしても経済性がなく輸入している。有用な物質を抜き出し医薬品と機能性飲料にする研究を進めている」と話している。



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