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「羅老」打ち上げ失敗の原因は? 「フェアリング分離映像公開すべき」(2)

フェアリングと第2段ロケット、人工衛星が一体となった状態では、衛星は軌道に乗ったとしても機能しにくい。動力を供給する太陽電池パネルを開くこともできない。この場合、「羅老」打ち上げは途中から失敗の道をたどったということになる。

第2段ロケットと衛星が分離しなかったとすれば、一定期間が過ぎれば地上に落ちる。フェアリングは韓国で製作された。第2段ロケットと科学技術衛星も同じだ。こういうものが映像とともに公開されてこそ疑惑は消える。

あるロケット専門家は「発射体が発射初期に揺れながら上がったのも政府側は意図したものだと述べたが、実際には大きな事故につながりうる危険な状況だった」と分析した。外国のほとんどの発射体や韓国初の宇宙飛行士イ・ソヨン博士が乗った宇宙船ソユーズも真っ直ぐに打ち上げられた。


望遠鏡を利用して「羅老」を観測したあるロケット愛好家は「羅老が肉眼で見えなくなった直後、大きな物体が落ちるのを目撃した」と中央日報に情報提供した。この物体の正体も究明しなければならない課題だ。失敗の原因かもしれないからだ。

このような結果はもしかすると予想されていたことかもしれない。まだ正確な失敗の原因は出ていないが、いくつかの問題点が挙げられている。まず▽十分に試験されていないロシア製の第1段ロケットを導入した点▽相次ぐ異常発見で打ち上げが延期されたが急いで再打ち上げ日程を決めた点▽第1段ロケットと第2段ロケットを別々に開発し、韓国で組み立てた後、ともに十分な地上実験をしなかった点--などだ。

最近マレーシアは衛星打ち上げで、衛星と発射体をともに発射台に載せて第1段ロケットの燃焼試験をした。韓国も完璧にするためにはこういう試験が必要だった。

羅老号は国費3025億ウォンが投入された国家的大型プロジェクトだ。衛星にも136億ウォンの費用がかかった。これには損害保険も含まれていない。韓国航空宇宙研究院側は「現在開発中の発射体なので保険対象にならない」と述べた。

こうした状況でも韓国航空宇宙研究院とKAIST人工衛星センターはまだわずかな希望を捨てずにいる。26日午前に衛星と交信できるかもしれないということだ。



「羅老皁打ち上げ失敗の原因は? 「フェアリング分離映像公開すべき」(1)

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