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「羅老」打ち上げ、人工衛星が正常軌道に乗らず失敗

心配が現実になった。韓国初の宇宙ロケット「羅老(ナロ)」が任務の完遂に失敗した。

25日午後5時に全羅南道高興郡(チョンラナムド・コフングン)羅老宇宙センターから打ち上げられた「羅老」は成功に向かったように見えたが、人工衛星を軌道に乗せることができなかった。

安秉万(アン・ビョンマン)教育科学技術部長官はこの事実が最終確認された後、羅老宇宙センターで開いた記者会見で、「まだ原因が分かっていない欠陥で科学技術衛星を本来の軌道に乗せることができなかった。国民の期待にこたえられず申し訳ない」と述べた。


安長官は「技術的欠陥を補完し、9カ月後の来年5月に予定されている2度目の打ち上げで成功できるよう力を注ぐ」と誓った。

今回の失敗をきっかけに当局がロシアのペースで打ち上げを性急に行った部分がなかったか、1段目のロケットと発射技術を提供したロシア側に問題がなかったかについての議論が行われる見込みだ。

さらに政府の発表で言及されなかった失敗の要因が内部で議論されており、注目を集めている。匿名を求めた関係者は「衛星を保護する覆いの一方が分離せず衛星が軌道に乗らなかった」と証言した。

「羅老」打ち上げは、羅老宇宙センターと科学技術衛星2号事業を合わせて8285億ウォン(約630億円)の大型国策事業。



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