ボズワース氏

米ワシントンの外交筋が２３日（現地時間）明らかにしたところによると、米国のボズワース北朝鮮政策担当特別代表が北朝鮮の招待を受け、来月中に北朝鮮の平壌（ピョンヤン）を訪問する。北朝鮮の核問題を話し合う６カ国協議のソン・キム米首席代表も同行するという。

オバマ米政権発足後、北核問題をめぐる朝米交渉が初めて公式化するとみられる。米政府は来月初め、韓日中など関係諸国と協議した上で同事実を公式に発表するものとされる。外交筋は「今年２月末にボズワース代表が業務を開始して以来、何度も訪朝の意向を示したものの、北朝鮮がこれを断り、２回目の核実験などに踏み切ったが、最近立場を変更し、ボズワース代表に招待の意向を伝えてきた」とした後「米政府は来月中にボズワース代表ら一行が訪朝する案を検討中だ」と伝えた。


米政府は最近、北朝鮮の柔軟姿勢から考えて、米代表団と金正日（キム・ジョンイル）北朝鮮国防委員長が会談する可能性も高いと見ている。外交筋は「オバマ政権は６カ国協議という枠組みの中で朝米交渉を行うという立場だ。北朝鮮に対し、核を放棄し６カ国協議に復帰するならば、朝米国交正常化など画期的な包括的パッケージを提供できるとの意志を直接伝えるだろう」と述べた。

また、ほかの外交筋は「米国が北朝鮮の体制に対していかなるデザイン（変換計画）も持っていないことを明らかにし、金正雲（キム・ジョンウン）氏後継体制の準備にともなう北朝鮮側の懸念を払拭させ、非核化の決断を求める可能性がある」という見方を表した。



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