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ヤクルトの林昌勇(イム・チャンヨン、33)が今季25セーブ目をマークした19日の阪神戦。 9回表、林昌勇の登板とともに神宮球場にはスパイ映画「007シリーズ」の主人公ジェームズ・ボンドのテーマソングが流れた。 応援団長は「チャンヨン不敗」と韓国語で叫んだ。 林昌勇が勝利のフィナーレの責任を負う、いわゆる「イムタイム」だ。
勝つ時はもちろん同点でもヤクルトの9回は林昌勇のイニングだ。 1イニング以上を投げるケースはほとんどない。 徹底的に「イムタイム」が守られている。
◇試合は短く、シーズンは長い
ヤクルトはセリーグ3位だが、8月に入って5勝12敗と不振だ。 林昌勇は「チーム事情を知っているので自分からもっと投げると言いたいが、コーチングスタッフが聞き入れてくれない」と語った。
林昌勇は20日まで46試合に登板したが、投球イニングは46イニング2/3にすぎない。 1イニング以上投げた試合はわずか2回(4月30日の中日戦=1イニング1/3、6月18日の千葉ロッテ戦=2イニング)で、ともに翌日に試合がなかった日だ。
◇「イムタイム」を死守しろ
もう一つ興味深いのは、林昌勇の登板は最後の1イニングではないという点だ。 延長戦に入るとしても林昌勇の登板は9回だ。
荒木コーチは「ヤクルトのブルペン陣の運用は9回に林昌勇につなぐことを目標にしている。 林昌勇には9回の登板に向けて正確に調整しろと指示している」と明らかにした。 たとえセーブの状況ではなくとも「9回=イムタイム」の公式を守る。
林昌勇は「登板時点が分かっているのでやりやすい。 特にホームゲームでは9回裏にサヨナラ勝ちするケースもあるため、同点でも9回表の登板に向けて準備するよう言われている」と語った。 ヤクルトで「イムタイム」は一つの文化になっているようだ。
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