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昨年自殺したチェ・ジンシルさんの遺骨は緻密な事前準備を経て盗まれたことが確認された。事件発生時期も、当初知らされた今月14~15日より10日ほど前だったことがわかった。この事件を捜査している京畿道楊平(キョンギド・ヤンピョン)警察署は20日、チェさんの墓の破壊と骨壺の窃盗シーンが写っている防犯カメラの映像を公開した。防犯カメラはチェさんの墓から17.5メートル離れたところに設置されていた。
映像によると、4日午後9時55分から10時48分までの間に、30代半ば~50代前半の男1人がハンマーを使って墓を壊し骨壺を持ち出していった。犯人はチェさんの墓で53分間とどまりながら、袋に入っていたハンマーを取り出し墓の後ろ側の壁面を壊し、直径23センチメートルの骨壺を持ち出して消え去った。
犯人は翌5日午前3時36分ごろに墓にまた現れた。偽装のために置いた弔花と写真パネルを片付けてから雑巾で墓を拭いていた。指紋など自分の犯行の痕跡を消すためだったと思われる。
楊平警察署のウ・ジェジン捜査課長は、「映像が白黒のうえ、ぼやけて写っているため容疑者の身元を確認できなかった。映像を精密に分析し身元が把握できれば公開手配する計画だ」と話している。
警察は、犯人が▽ハンマー、軍手、登山帽などをあらかじめ準備し▽犯行後に壊した部分を弔花で隠し▽墓を掃除した点から、専門家の犯行とみている。現場で確保した壊れた墓石のかけらの指紋鑑識の結果からは手がかりはつかめなかった。
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