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日本車が不振、円高で競争力が一気にがた落ち(1)



昨年下半期に始まった円高が続いており、日本の自動車メーカー間で明暗が分かれている。韓国で販売される日本からの輸入車はプレミアムクラスのレクサス、インフィニティと、大衆車のホンダ、日産、三菱の5ブランド。10月には世界の自動車販売でトップブランドのトヨタが韓国に上陸する。

昨年上半期まで輸入車市場の35%を占めていた日本車は、円高という伏兵に出会い今年上半期には24%までシェアを下げた。相対的にフォルクスワーゲン、アウディなど欧州車が伸びた。


分岐点はトヨタの韓国進出になるとみられる。トヨタは世界最高の燃費を誇るハイブリッドカー「プリウス」で韓国市場を攻略する。価格も予想より低い3000万ウォン(約227万円)台に決まった。「プリウス」だけで月間500台を売る計画だ。ここに米中型車市場でベストセラーとなっている「カムリ」も投入される。ガソリンモデルとハイブリッドモデルの2モデルだ。中型スポーツ用多目的車(SUV)の「RAV4」はホンダの人気モデル「CR-V」と競合する様相だ。トヨタは来年から月1000台の販売に自信を持っている。これは輸入車市場1~2位に相当する。

今年上半期に最も不振だったのはホンダコリアだ。1月と3月の2度にわたり価格を引き上げたが販売が急落すると6月にはほぼ元の価格に引き下げた。しかし販売は回復する兆しを見せていない。業界では、ホンダが価格政策の失敗で顧客の信頼を失ったと分析している。他の日本車が円高をコスト削減で耐えているのに比べると際立っている。ホンダは円高分を消費者価格に転嫁したという指摘を受けている。上半期の販売は昨年の同じ時期に比べ70%落ち込んだ。輸入車1位から中下位圏に転落したことになる。



日本車が不振、円高で競争力が一気にがた落ち(2檁

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