韓国で初めて打ち上げられる宇宙ロケット「羅老(ナロ)」が19日、発射直前に打ち上げ中止になったのは、自動発射装置のソフトウェア(SW)が原因であることが分かった。
教育科学技術部の金重賢(キム・ジュンヒョン)第2次官は20日、全羅南道高興(チョンナム・コフン)羅老宇宙センター臨時記者室でブリーフィングし、このように明らかにした。当初指摘された第1段ロケットのバルブ問題などハードウェアの欠陥ではないということだ。ソフトウェアの欠陥は比較的軽微で、1-3日ほどで修理できるという。このため予備期間の26日までに再打ち上げが可能とみられる。
「羅老」の打ち上げカウントダウン中に自動発射装置が異常を感知した部分は、発射体の中高圧ヘリウムタンクの圧力だった。電気ではなくこのタンクの圧力で燃料供給系統のバルブを開閉するが、計器上ではタンク内の圧力が突然落ちたと表示された。しかし自動発射装置が測定したデータを分析した結果、高圧タンクの圧力は正常で、ソフトウェアが誤って感知したというのが技術陣の結論だ。金次官は「韓ロ両国技術陣がソフトウェアの誤りがロケット全般に及ぼす影響を深層分析している」と説明した。
このソフトウェアはロシアが開発したもので、韓国技術陣は手をつけにくい。自動発射装置が誤って感知した高圧ヘリウムタンクは発射体のうちロシアから運ばれた第1段ロケットの下段にある。エンジンに燃料を供給したり燃料量を調節するなど第1段ロケットの作動に核心的な役割をする。このため高圧ヘリウムタンクの圧力異常は深刻な結果をもたらす。幸い、ソフトウェアの欠陥と明らかになり、問題の解決は難しくないと見られる。「羅老」の第1段ロケットの中では燃料の灯油を入れるタンク、燃料を燃やす液体酸素を入れたタンクが最も大きい。
「羅老、自動発射装置のソフトウェアに欠陥」(2)
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「羅老」の打ち上げカウントダウン中に自動発射装置が異常を感知した部分は、発射体の中高圧ヘリウムタンクの圧力だった。電気ではなくこのタンクの圧力で燃料供給系統のバルブを開閉するが、計器上ではタンク内の圧力が突然落ちたと表示された。しかし自動発射装置が測定したデータを分析した結果、高圧タンクの圧力は正常で、ソフトウェアが誤って感知したというのが技術陣の結論だ。金次官は「韓ロ両国技術陣がソフトウェアの誤りがロケット全般に及ぼす影響を深層分析している」と説明した。
このソフトウェアはロシアが開発したもので、韓国技術陣は手をつけにくい。自動発射装置が誤って感知した高圧ヘリウムタンクは発射体のうちロシアから運ばれた第1段ロケットの下段にある。エンジンに燃料を供給したり燃料量を調節するなど第1段ロケットの作動に核心的な役割をする。このため高圧ヘリウムタンクの圧力異常は深刻な結果をもたらす。幸い、ソフトウェアの欠陥と明らかになり、問題の解決は難しくないと見られる。「羅老」の第1段ロケットの中では燃料の灯油を入れるタンク、燃料を燃やす液体酸素を入れたタンクが最も大きい。
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