政府当局者によると、北朝鮮は２０日「昨年１２月に取った南北（韓国・北朝鮮）間の陸路通行や滞在への制限措置を２１日から解除する」という立場を同午後５時３０分ごろ、東海線（南北を結ぶ鉄道）の軍事当局間の通信線を通じ、知らせてきた。

これは、金正日（キム・ジョンイル）北朝鮮国防委員長が現代（ヒョンデ）グループ・玄会長との会談で、金剛山（クムガンサン）、開城（ケソン）両観光事業の再開を約束し、通行制限に関連「特別な措置」を取ると明らかにしたことによる措置だ。

北朝鮮は南北をつなぐ京義線（ソウル－新義州区間の鉄道）の運行も正常化し、開城の南北経済協力協議事務所の稼働も再開するとしている。また、弔問団がソウルに滞在する期間中に使用できるよう、昨年１２月に中断された赤十字の直通電話を稼働してほしいと要請し、政府はこれを受け入れた。

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