最近の韓国の輸出企業の目覚ましい善戦にはウォン安だけでなく、差別化された製品、価格競争力が大きく作用しているとフィナンシャルタイムズが報道した。同紙は「韓国の輸出企業の競争力確保」という記事を通じ、「三星(サムスン)電子、LG電子、現代(ヒョンデ)自動車など韓国企業がしっかりとした営業利益を上げながら世界市場でのシェアを高め、海外の競合企業に比べ有利な位置を先取りしている」と伝えた。
韓国経済に対し相対的に厳しかったフィナンシャルタイムズが厚い評価をしたのは、電子・自動車部門での韓国企業の躍進のためだ。三星電子のフラットテレビは世界市場で12.5%のシェアを持ち市場を先導している。携帯電話市場のシェアは昨年第2四半期の15.4%から19.2%に急上昇した。現代自動車の世界市場でのシェアは昨年の4.3%から5.0%に跳ね上がった。三星電子とハイニックス半導体のDRAMシェアは合計で昨年第4四半期の50.76%から55.5%に高まった。これに対し日本をはじめとする海外の競合企業は苦戦を免れられずにいる。ソニーとシャープは3四半期連続で業績下落となった。トヨタは昨年60年ぶりに営業損失を出した。パイオニアは昨年14億ドルの損失をだし、結局2月にテレビ事業部門をなくした。台湾のDRAM産業は現金不足で第1四半期の生産量は半減した。
韓国企業の業績好調にはもちろんウォン安の効果が大きかったが、それがすべてではないと同紙は分析する。例えばIT分野の場合、韓国企業がこの3~4年間に、日本・台湾・欧州の企業と異なり、積極的な投資をしてきたことが結実したということだ。同紙はムーディーズの報告書を引用し、「ウォン安と企業の強力な競争力が最近の韓国が善戦している2つの重要な原動力だ」としている。ムーディーズは「今後為替状況が悪化しても韓国の輸出企業は技術競争力と多様な商品でシェアを維持できるだろう」との見通しを示している。
ウォンは3月以降対ドルで約20%上昇したが、第2四半期の輸出は第1四半期よりむしろ14.7%増えた。しかし同紙は「世界経済がまた生き返れば韓国の輸出企業はより強くなった海外企業と競争しなければならないだろう」としている。
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