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【グローバルアイ】日本で開かれる韓日祭り

最近、日本の中老年層はNHK大河ドラマ「天地人」にはまっている。 日曜日午後8時に放送されるこの時代劇は豊臣秀吉に従う若い侍が主人公として登場する。 人気の背景は乱世で目を引く彼の配慮と義理だ。 利益ばかり追う現代人に足りない徳性であり、注目を集めている。

この侍が主演だが、それでもドラマの中心はさまざまな奇行を見せる豊臣秀吉だ。 彼は壬辰倭乱(文禄・慶長の役)で倭兵が破竹の勢いで朝鮮に攻め込むと破顔大笑する。 「朝鮮民族にわれわれの兵士の槍と刀の味を見せた」と喜んだのだ。 豊臣秀吉は余勢を駆って明を経てインドにまで進出し、アジアを征服する誇大妄想に陥った。

豊臣秀吉の朝鮮侵略はこの時まで力を誇示するという側面が強かった。 戦国時代を統一し、日本が国家の枠を築くと、文物が進んだ朝鮮を制圧することを望んだのだ。 しかし明治維新後に近代化に成功した日本は次元が変わった。 日本が1500年以上も頭を下げて学んできた朝鮮と中国は無力な弱小国にすぎなかった。 ロシアに勝ってアジアを制圧した日本人は自分たちの力に驚いて熱狂し、自信と優越感に満ちていた。 集団催眠にかかり、豊臣秀吉のように誇大妄想に陥ったのだ。


こうした日本の狂乱で韓国は大きな苦痛を受けた。 日本は政府レベルで1995年の村山談話を通じて謝罪したが、敗戦を惜しむだけで、真の反省とは依然かけ離れている。 最近、侵略戦争を美化する教科書の採択が拡大しており、15日には元首相2人が靖国神社を参拝した。 保守層の票を意識した行動だが、厚かましい限りだ。 どう考えても日本は和解するのが難しい相手だと思ったりもする。

しかし和解しなければならない。 意味のある変化はずっと起きている。 9月19-21日に日本で初めて韓日交流まつりが開かれる。 開幕式には次期首相を含めて著名人が多数出席する予定だ。 キムチ祭りが開かれ、芸能人の公演も予定されている。 NHKは東京・六本木ヒルズで開かれる行事を中継し、祭りの雰囲気を盛り上げる。 財界も力を合わせ、姜信浩(カン・シンホ)東亜(トンア)製薬会長と成田豊電通最高顧問が実行委員長を預かった。 この行事が定着すれば両国友好の起爆剤になる可能性がある。

友好ムードを継続するのは東アジアの安定のためだ。 北朝鮮の運命を強大国が随時議論している現実の中で、近隣の中国はもちろん日本との友好的な関係は絶対的だ。 日本が東京の真ん中で共同祭典を開くのも大きな流れとして韓日友好を目指しているからだ。 その背景には「G2(米・中)」の浮上もある。 日米同盟を保護膜に繁栄を享受してきた日本としては大国に復活する中国は手強い。 そうであるほど‘安全弁’として韓国との関係強化を希望する。 韓日が心の壁を取り崩すのは、こういう情勢変化が良いきっかけになる場合もある。 周辺国としっかりと関係を構築すれば「通米封南」を心配する必要もない。



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