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「発射準備は完璧に終わった。必ず成功するだろう」。
宇宙ロケット「羅老(ナロ)」の打ち上げを総指揮してきた韓国航空宇宙研究院の李柱鎮(イ・ジュジン)院長。明るい表情で説明したが、緊張感は隠せなかった。
--国民の期待が大きい。
「2001年1月、政府が宇宙センターを全羅南道高興(チョンラナムド・コフン)の外羅老島に建設することを決めた後、8年半にわたり研究員らは死ぬ覚悟で取り組んできた」
--失敗も考えられるのでは。
「もちろんそういう可能性もあるが、私を含めて研究員はそういう状況自体を考えていない。必ず成功するという一念しかない」
--「羅老」の開発と発射準備過程で得た最も大きな成果は。
「1992年の韓国初の人工衛星『ウリビョル1号』をはじめ、これまで韓国が開発した12機の人工衛星はすべて外国の発射場から外国のロケットに載せられて打ち上げられた。ロケットと宇宙センターがなかったからだ。いまや国内で衛星を打ち上げられるようになった。‘自主的な宇宙開発能力’の基盤を確保したということだ。ロケットおよび地上装備に関する各種設計資料、発射運営資料、打ち上げ関連施設などが羅老の開発を通して得た成果だ」
--1段目のロケットはロシアから輸入したが。
「最初からすべてのことをするのは不可能だ。韓国は宇宙先進国に比べて40年ほど遅れた1990年代初期、宇宙技術開発を始めた。今では韓国も宇宙センターを保有し、技術まで習得している」
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