「やせるご飯」が発売されるか関心を集めている。食品メーカーＣ社は、６月に体脂肪を減らす即席ごはんを健康機能性食品として認めるよう求める申請書を食品医薬品安全庁に提出したと１８日に明らかにした。体脂肪を減らす機能性原料のガルシニアカンボジア抽出物を添加した即席ごはんを作るというもの。現在この成分にビタミンを添加するカプセル形態の健康機能性食品が市販されているが、即席ごはんはまだない。Ｃ社関係者は「法的に問題はないものと承知している」と話している。

ガルシニアはインド南部地方に自生する熱帯果実の皮から抽出した天然物質。摂取した炭水化物は一部が体内で脂肪として蓄積されるが、この成分は脂肪の蓄積を減らすという。食品医薬品安全庁は昨年１１月にカプセル・錠剤ではない一般食品形態でも健康機能性食品を作れるよう関連規定を改正した。

食品医薬品安全庁はこの製品を健康機能食品として認めるか決定できずにいる。食品医薬品安全庁健康器能食品基準課のカン・ギルジン研究官は、「ガルシニア抽出物を長期にわたり摂取すれば体脂肪を減少させられるが、ご飯に入っている炭水化物を摂取すればカロリーが供給され太ることもあり得る」と話す。やせるのを手助けする成分と太る成分が一緒になっているため苦悩しているのだ。食品医薬品安全庁は今月中に健康機能性食品に認定するかどうかを決定する予定だ。

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