新型インフルの症状がどれだけ重く、主にどのような人がかかるのか。インフルエンザは一般的に子どもと65歳以上の高齢者、肺疾患や糖尿病などの慢性疾患を持つ人がよくかかり、合併症などで死亡する頻度も高い。これに対し今回の新型インフルの場合、高齢者で発病または重症に悪化する比率は低い。相対的に若い成人患者がひどく患う傾向を見せる。また慢性疾患を持つ妊婦、肥満患者らの重症頻度が高い。どうしてだろうか。新型インフルウイルスはもともと1918年から1957年にかけて流行したスペイン風邪のウイルスが豚に感染し、長い時間をかけて分化過程を経て人間に戻ってきたものだ。そのため高齢者の多くは57年以前にこのウイルスに感染して得た免疫を現在も持っていると思われる。
20世紀に発生した3度のインフルエンザ大流行のうち、スペイン風邪は致命率が2%に達した。1957年のアジア風邪、68年の香港風邪は致命率が0.2%程度とみられる。今回の新型インフルの致命率はどうなるだろう。現在のように患者が急速に増加する時点で致命率を算出するのは困難だ。報告された致命率はほとんどが確定患者の死亡比率を算出する。しかし実際の感染者数は確認された患者数よりはるかに多い。時差も統計の誤差を生む。発病から死亡まで通常8~9日以上がかかる。しかし9日間に普通の患者数が8倍に増加したため、致命率を正確に計算するのは難しい。
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