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政府、離散家族再会には積極的…週内にも赤十字会談提案へ

現代(ヒョンデ)グループと北朝鮮・アジア太平洋平和委員会が合意した内容に対し、当局間の協議が必要だとして、慎重姿勢を示していた政府が、唯一離散家族再会問題には積極的に取りかかっている。

秋夕(チュソク、中秋 10月3日)をきっかけに、北朝鮮南東部の観光地、金剛山(クムガンサン)で離散家族再会を行うため、早ければ週内にも赤十字会談を先に提案するという方針まで固めた。政府当局者は17日「高齢の離散家族を考えれば、離散家族再会は一日も早く行わねばならない」とした上で「南北(韓国・北朝鮮)赤十字社間の協議や対象者の選定を踏まえれば、時間がない」と述べた。

政府は離散家族問題を北朝鮮が提案することに備えてきたという。統一部当局者は「先月から北朝鮮が離散家族再会を提案するだろうという情報を入手、政府レベルで準備してきた」とした後「昨年7月に金剛山で発生した韓国人観光客(パク・ワンジャさん)射殺事件に関連した状況が終わっていないものの、人道レベルから接近すべきだというのが大方の見方だった」と説明した。


韓国政府が把握したところによると、北朝鮮は今年6月、すでに離散家族再会事業を韓国側に提案する方針を内部的に決めていた。李明博(イ・ミョンバク)政権に入り、北朝鮮の韓国への非難が激化し、長距離弾道ミサイルの発射(4月)や核実験(5月)など緊張が高まるにつれ、離散家族再会事業は07年10月(金剛山で第16回)を最後に、およそ2年間、中断されたままだった。

また現代峨山(アサン)は、開城(ケソン)観光や軍事境界線への通行制限措置が近く撤回されるものとみている。趙建植(チョ・コンシク)現代峨山社長はこの日「開城問題が最も早く解決されるのではないか」と述べた。ほかの問題は政府間の協議が必要とされる部分だが、北朝鮮の制限措置で引き起こされた同問題は、金委員長が決断しただけに直ちに解決できるという判断からだ。結局今回の合意を通じ「原則は守るものの、接近は柔軟にする」という政府の対北政策の基調が試されることになったわけだ。


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