趙正源総裁 |
「五輪でテコンドーの支持基盤はもう固まっています。5年間着実に改革してきたので、これからは新しいビジョンに向かって走ります」
3選に挑戦する趙正源(チョ・ジョンウォン)世界テコンドー連盟(WTF)総裁(62)。彼は来る10月、デンマークのコペンハーゲンで行われるWTF総裁選挙でパク・スナム世界テコンドー連盟副総裁(ドイツ)、ナッ・インドラパナIOC委員(タイ)、ヨーロッパ連盟アタナシオ・プラガルロス会長(ギリシア)ら3人と選挙で争う。
2004年6月、金雲龍(キム・ウンヨン)前総裁の1年残余任期総裁に選出され、2005年4年任期の総裁に当選して以来、3回目の挑戦だ。
彼は公式選挙運動が始まった13日、意味深い贈り物をもらった。国際五輪委員会(IOC)執行委員会が2016年夏期五輪26種目にテコンドーを残留させたのだ。テコンドーに対する陰湿な攻撃工作で「五輪退出説」が出る度に胸を痛くした彼には「日照りに雨」のような話だ。
彼は「テコンドーの五輪残留はスポーツとして発展していこうとする変化の身震いであるとともに世界平和に寄与するイメージをIOCが高く評価した結果」と述べた。彼の言葉には在任期間中、テコンドーのグローバル化のために休むことなく走ってきたという自信がみなぎっている。
何より五輪で「単調でつまらない」と思われがちなテコンドーの試合に変化をつけた。攻撃部位別差等点数制、試合会場規模の縮小と試合時間の短縮などを通じて迫力をつけた。また電子護具とビデオ判読システムを取り入れ、テコンドーの水準をワンランク引き上げた。
彼は3選に成功すれば「改革(Reform)よりは新しいビジョン(Vision)に向かって身を投じる」と明らかにした。新しいビジョンというまさに国際化だ。「スイスのローザンヌ連盟事務所を拡大し、国際マーケティングと海外広報も強化して世界スポーツ界でのテコンドーの地位をいっそう高めたい」と明らかにした。
【今日のイチオシ記事】
・ チェ・ジンシルさんの遺骨盗難、いったい誰が…
・ 韓米合同軍事演習スタート…北「無慈悲な報復」反発
・ ヨン様、韓国文化を伝えるビジネス参入…イベント開催も
・ <ゴルフ>Y・E・ヤン、アジア勢初のメジャーゴルフ制覇
・ 「キム・ヨナの唯一の欠点は過度に練習する完璧主義」
・ 海雲台にまた離岸流…62人さらわれたが救助
この記事を読んで…