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日本の選挙にも米国式テレビ討論

13日、日本国民は日本のテレビではめったに見られなかった光景に目を奪われた。日本の民放TBSで麻生太郎首相と第1野党である民主党の鳩山由紀夫代表が互いに見合わせて熾烈な舌戦を繰り広げたからだ。この日午後6時から放送されたこのテレビ討論には公明党、社民党、共産党、国民新党など群小政党の代表たちも参加した。しかし論戦の主人公は麻生氏と鳩山氏だった。席も2人が互いに見合わせるように配置され、司会者は2人に多くの時間を割いた。

日本では米国の大統領選挙のように総選を控えて与・野党代表がテレビ討論に出ることはあまりなかった。この日、公開討論が行われたのは総選が今月30日に切迫し、自民党と民主党が互いに真っ向勝負に挑むためだ。街頭遊説では意が伝わらず、公開直接討論に出たのだ。2人は2日前にも「新しい日本を作る国民会議」の討論で戦ったが、この日はテレビを通じて国民の前に出たのだ。

2日前に比べ、13日のテレビ討論では話法がいっそうたくみになり、相手をあわてさせる毒舌も見せた。麻生氏は鳩山氏の個人政治資金虚偽記載疑惑に対して「刑事処罰対象だ。誤った記録を修正したからと終わるものではない」と鋭い攻撃を浴びせて鳩山氏を窮地に追い込んだ。鳩山氏はこれに「執権すれば米国核搭載艦船の入港を暗黙的に許容してきた自民党の政策を徹底的に調査する」と核を製造・保有・搬入しない「非核3原則」違反疑惑を攻撃した。


この日の討論は相手に聞いて返事する形式だったが、熱気が盛り上がると舌戦も繰り広げられた。しかしマスコミの評価は高くなかった。読売新聞は「鋭く核心をつくことができずに大きな絵を描くこともできなかった」、日本経済新聞は「異例的な席だったが政策面での議論は深まらなかった」と評価した。



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