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筋肉が張った小麦色の皮膚。固く閉じた唇から時々見せる笑み。‘男’秋山成勲(=秋成勲、34)と8日、日本・東京で会った。彼が夢を込めて構えた道場でだ。「チームクラウド秋山道場」という看板が掲げられている。
中には柔道マット、格闘技リング、金網が並んでいた。02年釜山(プサン)アジア競技大会の柔道金メダリスト、06年HERO’Sライトヘビー級チャンピオンを経て、格闘技のメジャーリーグUFCに進出した彼の人生がそのまま道場に反映されている。案内されたリングで彼の挑戦と夢について尋ねた。日本語でゆっくりと話すと言っていた秋山は、いつのまにか韓国語で話していた。
◇私の人生は挑戦…戦争かも=秋山成勲に「挑戦」について尋ねた。彼は「新しいことに対する好奇心と、高いところへの挑戦がまさに自分の人生だ。極端な言い方かもしれないが、私は戦争を経験していない世代だ。それで自分が望むだけの闘争心を経験できなかった。それで何というか…戦争をするように生きなければならないというか…自分にとって挑戦というのはそういうものだ」と答えた。
秋山は国防色のTシャツを着ていた。黒く日焼けした顔にミリタリー服。彼にとっては日常も戦争なのかもしれない。戦後世代の彼があえて日常の中で戦争をする理由は何か。
秋山は「社会に敵がい心を抱いているのではない。できることを熱心にやるだけ。そのおかげで平凡な自分が強くなったし発展した」と自らを評価した。
秋山は先月12日のFUCデビュー戦で、自分よりも10センチも大きいアラン・ベルチャー(25、米国)と打撃戦を繰り広げ、判定勝ちを収めた。柔道の技を使っていればもっと楽な試合になっていたという評価だったが、彼は打撃で対抗した。米国人が好きな戦い方だった。東洋人ファイターにあまり注目しなかったUFCファンは秋山の爆発的な技術と闘志に驚いた。彼の試合はこの日、UFCの「Fight of the Night」に選ばれた。
秋山は「勝つためだけに戦ったのではない。自分が持っているすべてのものを見せたかった」と振り返った。UFCでの最終目標を尋ねると、「チャンピオン」という言葉が返ってきた。「40歳まで技量はずっと発展する。その次からはその能力を維持して活用する時期だ。45歳まで戦う選手がいる。自分もそうなりたい」
格闘技メジャーUFCにデビューした秋山成勲、自分を語る(2)
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