第２回ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）が終わってから４カ月が経った。しかし韓国野球委員会（ＫＢＯ）が選手団に約束した褒賞金が支払われたという話は聞こえてこない。大会に参加した選手らはあいさつを交わす度に「ＷＢＣ褒賞金」の話をしている、という声も出ている。

褒賞金の支給が遅れている理由は何か。国内大会と違う精算システムのためだ。イ・ジンヒョンＫＢＯ広報チーム長は「まだＷＢＣ組織委から配当金を受けていない。現在のところ１２月ごろ支払われるという予想以外には何も言えない」と伝えた。「２年前の第１回大会当時も配当金を受けるまで１年近くかかった」というのがＫＢＯの説明だ。

配当金は決まった金額ではなく、大会収益金のうち一定額を配分するため精算が遅れているということだ。ＷＢＣ準優勝で韓国チームは２００万ドルの賞金を受ける（優勝した日本は３１０万ドル）。これに加えて大会収益金の９％ほどの約１００万ドルが準優勝チームの配当金として支払われる。


計３００万ドルから選手団の人件費（現地練習費・大会参加費など）を除いた金額を受け取ることになり、約２０億ウォンが選手団に支払われる見込みだ。為替レートによって変動はあるが、第１回ＷＢＣ当時に支給された１０億ウォンの約２倍になる。

幸い「準優勝賞金２００万ドルは今月中に入る」という情報も入ってきている。ＫＢＯ関係者は「兪栄九（ユ・ヨング）総裁がＷＢＣ組織委から今月中に賞金を支払うという話を聞いた」と伝えた。しかし賞金が入っても経費処理問題が残っているため、すぐに支給されるのは難しい。

一方、コーチングスタッフおよび運営要員、選手の配当金受領比率は確定した。金寅植（キム・インシク）ハンファ監督によると、コーチングスタッフおよび運営要員２６人が２０億ウォンのうち３０％、選手２８人が残り７０％を受けるという。



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