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双竜車・塗装第2工場に入ってみると…

双竜(サンヨン)自動車の労組員が占拠していた塗装第2工場の内部が公開された。 7日午後、取材陣が工場内に入ると、ペンキと汚物のにおいが混ざった空気が立ち込めていた。

出入口の1階の門の前には1.5メートルの鉄パイプ200本余りが積まれていた。 ミネラルウォーターのペットボトル、カップラーメン、ブタンガス缶が散在していた。

2階の壁にはあちこちに「整理解雇闘争勝利」「手を出せばすべて爆発」などの文字が書かれていた。 労組員が宿舎として使用した2階・3階を通り過ぎて4階へ行くと、そこは戦地のようだった。 中央階段の右には製造中の手製の銃など各種武器が目についた。


屋上につながる通路をたどると、「武器・食料倉庫」が出てきた。 武器倉庫は約1500個の火炎瓶、ボルト銃、照準器までついた多連装銃で埋まっていた。 食料倉庫には10キロと20キロのコメ38袋、チリ紙、カップラーメン4000個、ミネラルウォーターの2リットル容器が1200本、0.5リットル容器が400本保管されていた。

その間、労組は「飲料水と食料が足りない」とし、人道的支援が必要だと訴えていた。 京畿(キョンギ)地方警察庁科学捜査チームの関係者は「多くの食料が残っているのを見ると、長期戦に対応していたようだ」と述べた。 1階から4階まですべての通路には敷物が敷かれ、そこで睡眠を取っていたようだった。

幸い、工場内の設備は労組員の生活空間とは別に大きな破損はなかった。 双竜自動車のイ・ボンジュ施設環境チーム長は「細かい点検が必要だが、肉眼で見る限り問題はなさそうだ」と語った。 双竜自動車は塗装第2工場に対する警察の現場鑑識などが終わりしだい、清掃・施設整備をし、稼働の準備に入る予定だ。

特にこの日の工場公開過程では、1階の塗料タンク混合室内に放置された2万2000リットルのシンナータンクが目に入り、取材陣は胸をなで下ろした。 タンクに火がついていれば大型惨事を招くおそれもあったからだ。



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