林昌勇(イム・チャンヨン、33、ヤクルト)は‘大魔神’佐々木主浩(41、元横浜)を越えられるか。日本プロ野球最高の抑え投手として知られる佐々木は98年に防御率0.64を記録した。抑え投手の歴代最低防御率だ。
5日現在、防御率0.42を記録中の林昌勇が佐々木の記録を破るには、現在の球威をシーズン最後まで維持しなければならない。体力がカギだ。
林昌勇は4日の横浜戦で4-3とリードした9回裏に登板、森笠に同点ホームランを浴びた。防御率は0.22から0.42になった。7月10日の33試合目まで自責点がなかった林昌勇は、12日に今季初めて失点した。防御率0は果たせなかったが、‘大魔神’を越える可能性はある。
5日まで42イニング2/3を投げて自責点2の林昌勇は、今後さらに15-20イニングを投げると予想される。60イニングを投げる場合、追加で自責点1点を許せば防御率は0.45、2点を許せば0.60になる。
林昌勇は6月末まで岩瀬仁紀(中日、32セーブ)とセーブ数で争っていたが、今は大差をつけられた2位(24セーブ)。すでに救援タイトルへの欲は捨てている。
「抑え投手の最低防御率」は公式記録でない。しかし林昌勇が0点台の防御率に意欲を見せる理由は富と名誉を保証する勲章だからだ。佐々木は98年に45セーブ、防御率0.64をマークした後、00年にメジャーリーグのシアトルに入団した。藤川球児(阪神)は昨年38セーブ、防御率0.67を記録したことで今年4億円の年俸を受ける。これは岩瀬(4億3000万円)に次ぐセリーグ投手年俸2位。
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林昌勇は6月末まで岩瀬仁紀(中日、32セーブ)とセーブ数で争っていたが、今は大差をつけられた2位(24セーブ)。すでに救援タイトルへの欲は捨てている。
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