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金総書記は健在ぶりアピール、オバマ大統領は自国民を救出(2)

◇米国が得たもの=米国としては対北制裁の局面を維持したまま女性記者問題を解決する凱歌を上げたものと外国のメディアは評価した。実際、米ホワイトハウスと国務省はクリントン氏の訪朝以降、北朝鮮の「後戻りできない非核化措置」があるまでは対北制裁が続けるという点を繰り返し確認した。

何よりもクリントン氏の訪朝が朝米の「解氷ムード」と受けとめられるのを警戒する雰囲気が明らかだ。制裁と対話を並行する「ツートラック」(two track 2本立て)の原則を固守したのだ。訪朝の主人公、クリントン氏も自身の存在感を再び浮上させる収穫があった。米紙ニューズウィークは「外交舞台で忘れられつつあったクリントン氏が在任時代に実現できなかった訪朝を成功させることでスタンスを取り戻した」と分析した。

◇朝米関係の見通し=いったん朝米間の雰囲気が良くなったのは確実だ。北朝鮮の柔軟姿勢が確認され、対話再開のモメンタムに働く公算がある。米国としても「対話の扉が開けられている」という点を具体的に見せたという成果を得た。ただ北核問題に関する本格的な交渉の局面が作られるまでは、かなりの時間が必要なものとみられる。


韓国政府当局者は「北朝鮮の真正性ある態度の変化がない限り、当分、北朝鮮と対話するよりは圧迫に集中するという米国の立場が確実だろう」という見方を示した。続いて「依然として決め手は北朝鮮の決断次第」とした後「したがって本質が変わったものはない」と釘をさした。



金総書記は健在ぶりアピール、オバマ大統領は自国民を救出(1)

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