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温室効果ガス、10年以内に最大30%削減(1)

大統領直属の緑色成長委員会が4日、温室効果ガス削減目標案として3つのシナリオを出した。 各界の世論をまとめ、この案の一つを年内に確定する計画だ。 温室効果ガス削減義務がない開発途上国のうち自発的に削減目標を提示した国は韓国が初めてだ。

緑色成長委の削減案が施行されれば、新再生エネルギー産業など低二酸化炭素グリーン産業に対する投資が活発になる見込みだ。 先進国を中心に急浮上する‘グリーン障壁’を乗り越えるのに役立つ。 環境外交と関連した韓国の地位も高まると期待される。

◇大幅に削減=緑色成長委は、二酸化炭素(CO2)に換算した2020年の温室効果ガス排出予想値(BAU=Business As Usual)を8億1300万トンと推算した。 緑色成長委はこれをそれぞれ21%、27%、30%減らす3つの案を提示した。 2005年に排出された5億9400万トンに比べ▽8%増▽凍結▽4%減--に該当する。 緑色成長委のシナリオをそのまま適用する場合、2020年の温室効果ガス排出量は5億6900万-6億4200万トンに抑えることができる。


金炯国(キム・ヒョングク)緑色成長委員長は「こうした削減目標は欧州連合(EU)が開発途上国に勧告した15-30%削減案を満たす」とし「この15年間の排出量が2倍に増えた点を勘案すると画期的な水準」と自評した。

緑色成長委はシナリオ別の施行案も出した。 第1案を達成するために▽冷暖房と照明エネルギーの効率を高めたグリーンホーム・グリーンビルの普及▽発光ダイオード(LED)など高効率製品の普及--などを提案した。

第2案は、第1案の削減手段のほか▽ハイブリッド車の普及▽バイオ燃料使用の拡大▽工場から排出になるCO2を集めて地下に貯留する技術(CCS)の導入--をしてこそ達成できる、と提示した。 緑色成長委はさらに電気車・燃料車など次世代グリーン車の普及、CCS技術の本格導入が実現すれば、第3案を達成できると予想した。



温室効果ガス、10年以内に最大30%削減(2)


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