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「PLAY ON! KOREA」
先月31日に「ゲームコンベンションオンライン」見本市が開かれた独ライプチヒコンベンションセンターは目につくところごとにこうしたスローガンが掲げられていた。この国際イベントは既存のドイツゲームコンベンションから分離して今年から世界で初めて行われるオンラインゲーム専門の見本市だ。100社あまりが参加する中で3日間にわたり行われた今回のイベントには韓国のゲームメーカー19社が韓国共同展示館を開設し、オンラインゲーム宗主国の面貌を誇示した。
ビッグポイント、ゲームフォージなどドイツの有名ゲームメーカーが大挙参加する中でも韓国館は断然大きな人気を集めた。NHNの「ハクスリー」、Nドアーズの「アトランティカ」、ジョイマックスの「シルクロードオンライン」など、韓国のゲーム会社のブースにはゲームを体験してみようという観覧客が集まった。韓国ゲームに初めて接する17歳の男性は、「ドイツのゲームよりグラフィックが精密で、優れたアニメーションを見るようだ」と感嘆した。15歳の少年も「スピード感があり、すぐにゲームに引き込まれる」と話す。
韓国のオンラインゲームの水準についてもドイツの専門家からの賛辞が続いた。ドイツゲーム開発者協会のベックマン事務総長は、「韓国はオンラインゲーム分野で欧州の標本だ」と話す。ドイツのオンラインゲームメーカー社長も「韓国はオンラインゲーム市場を先導する革新的メーカーが多い。デザインとグラフィック面では最高水準だろう」と評価した。韓国のオンラインゲーム産業の規模は24億ドルで世界最大だ。
欧州は韓国のゲーム業界にはブルーオーシャンだ。マイクロソフトのXボックスやソニーのプレイステーションのような専用のコンソールを使うゲームが主流で、オンラインゲームの割合は16%程度にすぎないためだ。超高速インターネット網が不十分でパソコンの仕様が低いことがオンラインゲーム普及の障害だった。しかし最近はこうしたインフラが改善され、オンラインゲーム市場は毎年20%以上成長している。コンソールゲームの成長率を上回っている。韓国のゲーム業界が日本、中国、米国に次いで欧州市場に目を向けている理由だ。
NHNは先月末、「ソルジャーフロント」(韓国名:スペシャルフォース)のドイツ語サービスをスタートし、現地市場への一歩を踏み出した。NHN米国法人のユン・ジョンソプ代表は、「ドイツは欧州でも超高速ネット網が最も早く普及した国。銃での戦いを好むドイツのゲーマーの趣向に合わせ、『ガンズ』『ハクスリー』『カルマ』などのゲームを順番に出していく予定だ」と話している。ネクソンは2007年に「メイプルストーリー」を英語、ドイツ語、フランス語、オランダ語、スペイン語の5カ国語でサービスしたのに続き、昨年末には「コンバットアームズ」を欧州市場に投入した。ネクソン欧州法人のキム・ソンジン・ディレクターは「国別に現地化されたコンテンツを投じ好評だった。第4四半期には3番目のゲームを出す」としている。今回のイベントは各国から7万5000人の観客が訪問したと主催者側は推測している。
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