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韓国はV字型回復? 景気先行・同行指標が上昇

景気低迷から「U字型」に時間を置いて緩やかに回復するという予想を破り、通貨危機の時のように「V字型」の急速な回復を成し遂げられるか。最近各種の経済指標が急激に改善しており「V字型」回復への期待も高まっている。一部では景気指標の傾向が通貨危機当時と重なり始めたという分析も出ている。

統計庁が2日に発表した6月の景気先行指数は120.8で、1カ月前より2.8%上昇した。この統計を作成し始めた1970年以降の39年間で最も大幅な上昇となった。景気同行指数も3月から上昇に転じており、6月には116.8と前月より2%上がった。78年1月に記録した2.1%以来の高水準だ。同行指数が現在の景気状態を示し、先行指数が6~9カ月後の景気状況を計る指標だ。したがって統計だけ見れば景気回復速度はさらに速まるものと予想できる。

6月の先行指数と同行指数を構成する18の指標がすべて前月より上昇した。2002年2月以来7年4カ月ぶりで、通貨危機当時にも見られなかった現象だ。企画財政部関係者は、「同行指数は生産と貿易・雇用などの各種指標を含めているが、すべて上昇したということは部門ごとにあまねく改善しているという意味」と説明している。


先行指数上昇幅が大きいことも今後の景気回復が早まることを予告している。特に先行指標の資本財輸入額(前月比4.9%)と機械受注額(16.0%)が大きく増えた。心配だった投資も回復の兆しを見せている。

しかし輸出は依然として心配だ。知識経済部によると、先月の輸出は1年前に比べ20.1%減少の327億ドル、輸入は35.8%減の276億ドルを記録した。輸出と輸入がすべて減っているが、それでも輸入の減少幅が大きく貿易黒字が続いている。いわゆる「不況型黒字」だ。7月の貿易黒字は51億ドルで6月の72億7000万ドル、4月の56億3000万ドルに続き過去3番目の規模となった。

LG経済研究院のカン・ジョング責任研究員は、「主力輸出市場の先進国が本格的な回復を見せていない点を考慮すると、景気回復の見通しは慎重にすべき」と指摘している。



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