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共倒れへの危機感から双竜車労組が42日ぶりに対話したが…



双竜(サンヨン)自動車労組の平沢(ピョンテク)工場占拠から70日を迎えた30日、労使が劇的に対話を再開した。パク・ヨンテ協同管理人とハン・サンギュン金属労組双竜自動車支部長がこの日午前9時10分に平沢工場本館と塗装工場の間にある「平和区域」に設置されたコンテナで会い交渉に入った。しかし労使間の溝は根深く、深夜になっても合意には至らなかった。

労組の実質的な提案が出るまで対話には参加しないとしていた会社側が対話に乗り出したのは、平行線をたどる双方の溝が一部で埋まったため。この日最大の争点は無給休職をめぐるものだった。双竜自動車のチェ・サンジン企画財務本部長は交渉に先立ち、「無給休職問題に集中すると合意しきょうの対話が実現した。対話が長引いても十分に話を交わしたい」と述べた。


◆無給休職規模が中心争点=会社側は無給休職対象を先月26日に提示した10%台から40%に拡大できるという修正案をまとめた。しかし労組は無給休職を最大限拡大することを望んでいる。無給期間についても双方の主張は食い違っている。

◆民事・刑事訴訟問題もカギ=この日は解雇と無給休職規模問題が主に扱われたが、民事・刑事上の責任を問う問題でも真っ向から神経戦が行われた。会社側は器物破損など暴力行為が確認された一般組合員283人を相手取り50億ウォン(約3億8000万円)の損害賠償請求訴訟を起こす方針を固めている状態だ。

双竜自動車のチョン・ムヨン広報部長は、「労組に対する民事・刑事訴訟提起は法定管理主体の裁判所の承認を受けた状態。協力会社も会社側を相手に民事訴訟を進めており、労組に対する訴訟提起を取り下げるのは難しい」と明らかにした。これについて労組はホームページを通じ「対話と平和が事態解決の原則」とし、「警察と会社側は民事・刑事上の責任を問うべきではない」と主張している。



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