江原道巨津港（カンウォンド・コジンハン）船籍のイカ釣り漁船（２９トン級、船長：パク・グァンソン、５４）が３０日午前、東海（トンへ、日本名・日本海）の猪津（ジェジン、旧ジョジン）東北３７キロの海上で、北方限界線（ＮＬＬ）を１１．２キロほど越境し、北朝鮮の警備艇にえい航された。

千海成（チョン・ヘソン）統一部スポークスマンはこの日、「漁船の全地球測位システム（ＧＰＳ）が故障し、ＮＬＬを超えたとみられる」と述べた。「８００ヨンアン号」には船長を含めて４人が乗り込んでいた。

北朝鮮当局者は同午後、海事当局間の接触で「該当機関が調査中」と明らかにした。これに先立ち統一部は同午前８時５０分、「韓国側の船員や船舶の早期送還を求める」という電話通知文を送った。


一方、軍当局者は「この日午後５時１３分、北朝鮮の漁船１隻と警備艇１隻が延坪島（ヨンピョンド）西南部１１キロのＮＬＬを３．８キロほど侵犯したが、出動した韓国海軍の警告の後、午後６時４分に北朝鮮警備艇がえい航した」と明らかにした。



【今日のイチオシ記事】
・　中国、世界ウイグル会議カーディル議長の訪日で日本に抗議
・　拿捕漁船の船員送還問題、南北間の新たな変数に
・　日本選手１人を招待するため韓国看板ゴルフ大会が危機
・　【その時の今日】仁王山の猟師、植民支配時代に銃を取られ勢子に転落
・　ＢｏＡの米ニューアルバム写真公開、長い髪が魅力的
・　世界首脳が休暇へ…麻生首相は夏休み返上